EB tresos AutoCore Light

少ないリソースでより多くのことを実現:
クルマがソフトウェア定義型プラットフォームへと進化する中、よりスマートでコスト効率の高い周辺ECUが求められています。こうしたECUは、限られたハードウェアリソースでも安定して動作し、安全規格を満たしつつ、コストや複雑さを増大させることなくシームレスに統合できる必要があります。

EB tresos AutoCore Lightは、まさにこのニーズに応えるために開発されました。必要最低限の機能をコンパクトにまとめた、無駄がなくリソース効率の高いベーシックソフトウェアパッケージです。軽量ECUに最適で、ゾーン型アーキテクチャへの統合も容易で、開発期間とシステムコストの低減に貢献します。

メリット

モジュラーアプローチ

EB tresos AutoCore Light拡張パッケージを使用して、機能を容易に拡張可能。利用可能なメモリ(ROM/RAM)に応じて、完全なメモリおよび診断スタックやJ1939などの用途に応じたアドオンにより幅広いアプリケーションニーズに対応。

最小レイテンシー

プロトコルオーバーヘッドや複雑さを回避、シグナルベースの通信により超低レイテンシーを実現。実績のある方法と使い慣れたコンセプトで、迅速かつ効率的な統合が可能。

迅速なプロジェクト立ち上げ

Cortex M0+、M4Fなどのマイクロコントローラプラットフォーム向けに事前統合されたスタートアップパッケージにより、すぐにプロジェクトを開始。

リソース最適化

小型MCUを搭載したペリフェラルECU向けに設計され、厳しいメモリ制限でも信頼性の高いパフォーマンスを提供。ハードウェア要件とシステム全体のコスト低減に貢献。

安全性とセキュリティ

サイバーセキュリティ管理システム(CSMS)認証を取得したASIL-B対応プラットフォーム上に構築されており、安全性とセキュリティの評価を簡素化し、導入初日から規格準拠と信頼を確保。

開発スピードの向上

直感的なAPIサポートとシンプルな統合ワークフローを備えたすぐに使えるコンポーネントにより、開発を加速し研究開発工数を削減。自社開発の複雑さを回避。

EB tresos AutoCore Lightの機能

  • 充実したソフトウェアスタック
    高性能OS、ウォッチドッグ、CAN/LIN通信スタック、UDS診断、ブートローダー、フラッシャーを搭載し、実車環境での使用に最適
  • 事前統合・認証済み
    Cortex M0+、M4Fなどのマイクロコントローラープラットフォーム向けに最適化された、認証済みドライバーとEB tresos AutoCore OSを提供、セットアップ時間と検証工数を削減
  • ハードウェア抽象化レイヤー(MCAL)
    ベンダー提供のMCALを基に構築されており、スムーズなハードウェア統合とECUプラットフォーム間のポータビリティ向上を実現
  • 効率的なツール
    直感的で多機能なツールにより、コンフィグレーション、統合、開発を簡素化、作業効率向上に貢献
EB tresos AutoCore Light

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